今の状況は1930年代と酷似しています。

専門家の分析では、今の状況は第二次世界大戦直前の状況に酷似しているとのことです。表で比べればすぐに分ります。
歴史的にも世界を支配している者たちは金融市場や世界経済を崩壊させ、戦争を勃発させることで大儲けをしてきたのですから、今も同じことをやろうとしているのでしょう。不正操作の名人の中央銀行は簡単に金融市場を崩壊させることができます。それがいつなのかは中央銀行の利上げ次第なのでしょう。また、株式市場に大量の資金を投入して株価を釣りあげることを止めてしまえば株式市場は簡単に崩壊してしまうでしょうから、いつそれを実行するかによるでしょう。全てが彼らによって操作されていますから、今年戦争を起こしたければ、金融市場を崩壊させるでしょうし。。。彼らは1930年代の出来事を繰り返そうとしているのでしょうか。日本の大企業のCEOたちは今年の日本の経済は明るいと言っていましたが、それは大企業だけ。私たち庶民は景気が良い実感は皆無です。CEOたちが楽観視している時にこそ危険を感じますし潜在的リスクがあるのではないでしょうか。中央銀行が金融危機を来年まで延期する気なら今年の崩壊はないのでしょうけど。。。

http://investmentwatchblog.com/its-beginning-to-look-a-lot-like-1937/
(概要)
1月5日付け


1930年代中ごろまでは多くの国々が大恐慌の後遺症に苦しんでいました。
アメリカでも回復がかなり遅れており労働人口の5分の1が失業していました。しかしヨーロッパ諸国の多くがアメリカよりもさらに深刻な状態に陥り情勢が急激に悪化しました。
ロシアでは共産主義革命が起きました。ドイツではハイパーインフレと第一次世界大戦の補償で経済が崩壊しヒットラーとナチスが台頭しました。イタリアではムッソリーニがファシズム指導者となり、アジアでは、中国と日本の緊張が高まり戦争へ突き進んでいました。
当時世界は悪い方向に急変していったのです。

歴史は同じことを繰り返すということではなく韻を踏むのです。

多くの専門家が2008年から2009年の大不況は大恐慌以来最悪の経済危機だったと言っています。

金融業界がサブプライムローンを取り扱うと必ずその後には金融が崩壊します。その結果、多くの人々が職、自宅、貯蓄を失います。また、経済危機の副産物として社会不安が持続します。今でも社会不安が続いています。

現在、列に並んでパンの配給を受ける人はいませんが、フードスタンプに頼って生活している人は大勢います。2008年以降、生活保護(フードスタンプ)を受給しないと暮していけない人が急増しています。2013年にはフードスタンプ受給者数は過去最高の47,600,000人となりました。その後、受給者数は殆ど減っていません。このようにアメリカの経済は十分に回復していないのです。

 (フードスタンプ受給者 1975年から2016年まで)


現在は(特に)失業率が最悪です。1994年に米労働統計局は隠れ失業者=仕事を探すことを諦めてしまった失業者を統計から除くことにしてしまいました。
ですから政府が発表している失業率には仕事を探すことを止めてしまった人たちが含まれていないため、それらの人々を含めると失業率ははるかに悪いはずです。このことからも2017年の本当の失業率は1930年代に近い、21.7%であることが推測されます。

(失業率:赤線は政府発表 青線は隠れ失業者を含めた率) 


経済成長がこれほどまでに低迷すると、借入を促すために金利を下げなければなりません。理論的には低金利にすれば経済は活性化するはずです。
1930年代も2010年代も、景気回復の遅れを改善させるために短期低金利(ゼロ金利に近い)政策が実行されています。高額年俸のエコノミストでさえどのようにしたら再び経済を希望するレベルにまで回復させることができるのか全く分からないのです。
Kessler Investment Advisorsが作成した以下の表(1930年代と現在の金利を比較したもの)によると、どちらも金利が最低レベルまで落ちています。

当時も今も経済の回復力がかなり弱いことが分かります。

(過去90年間の金利の推移 灰色の縦線は経済低迷期間)


上記の表によると、大恐慌後に起きた6回の不況では、直前に利回り曲線が反転しませんでした。
大恐慌時のように経済の回復力が弱い時は短期金利を低く抑える圧力がかかるため利回り曲線は反転しなくなります。

以下の表(インフレ周期)の通り、経済成長とインフレの高相関により、1930年代と2010年代は極度の低インフレになっています。
インフレ周期は大規模戦争が起こるとピークに達します。大恐慌の結果、1930年代に政治闘争が起こり、第二次世界大戦へと発展していきました。
そして、2008年~2009年の大不況以降も政治闘争が激化しています。今回も世界戦争へと発展していくのでしょうか。
(インフレ周期)

伝説の投資家、レイ・デイリオ氏の最近の著書(特にポピュリズムに関する研究)によると、一般の人々が1)富と機会の格差、2)価値観の違う移民が増えることによる脅威、3)エスタブリッシュメント側のエリートが権力を握っている現実、4)政府が国民に効果的な政治を行っていない現実を認識したときにポピュリズムという社会現象が起きます。

デイリオ氏が作成した以下(著書内)の表は、過去100年以上にわたる先進国の政治的ポピュリズムの推移(赤線)を示しています。これを見ると、1930年代と2010年代がポピュリズムの最盛期であることが分かります。

デイリオ氏曰く:
「現在、1937年と同じような経済的・社会的分裂が起きているが、同時に国内外の紛争が激化しポピュリズム現象が起きる。また、民主主義が脅かされ戦争が勃発する恐れもある。今後状況がどの程度まで悪化するかは分からないが紛争がどのように対処されるかを注視したい。だが、あまり良い結果は生まれないだろう。」

西側全体にポピュリズムが広がっています。アメリカの政治的分裂が日々悪化しています。ヨーロッパでは大量移民の問題により国民が激怒しヨーロッパが引き裂かれています。アメリカの弱体化と共に、中国やロシアなどの大国が世界への影響力を強めています。
北朝鮮はいつ暴発するか分からない状況です。この10年間、中東はかなり不安定になっています。世界は今にも大変なことが起こりそうな雰囲気です。
政治的混乱が高まると株価が急落するでしょう。それとも株価が急落すると政治的混乱が高まるのでしょうか。政治的衝撃で株式市場に激震が起こり、その結果、政治的衝撃がさらに増すことになります。世界は簡単に負のフィードバック・ループに陥ることになります。政治的衝撃(大規模戦争)と株価暴落は緊密に連動しています。


過去の例を見れば、ダウや世界の株価が急落すると必ずカオスが始まることが分かります。1937年の金融崩壊時にも急激な富の損失により政治情勢が悪化しました。大恐慌から回復していないうちに金融が崩壊したことで第二次世界大戦へと発展していきました。
終戦まで株価は乱高下しながら下落していきました。以下の表の通り、1930年代後半から1940年代前半の世界的市場の衰退と2008年から2009年の状況は酷似しています。株の保有者にとっては悲惨な時期でした。

(Source: Stock Charts)

現在の経済・政治情勢は1937年の情勢(金融崩壊と世界戦争直前)と酷似しています。 殆どの人が現在も当時のように潜在的リスクがあることを見落としています。