ロシア海軍北方艦隊の大型揚陸艦アレクサンドル・オトラコフスキーはジブラルタル海峡を通過して地中海へ入った

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『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア北方艦隊広報サービス発表
2017年9月25日17時35分配信
【北方艦隊の大型揚陸艦「アレクサンドル・オトラコフスキー」は地中海へ入った】

遠洋ゾーンで任務を遂行している北方艦隊大型揚陸艦「アレクサンドル・オトラコフスキー」地中海へ入った。
本日(9月25日)、乗組員はジブラルタル海峡の通過を滞りなく行なった。
5日前にはラマンシュ海峡(英仏海峡)を通過した。
遠距離航海中に船員は合計で3000海里以上を進んだ。

大型揚陸艦「アレクサンドル・オトラコフスキー」は、9月12日に遠距離航海へ出発した。
以前、乗組員は、タイミル半島の重要な産業施設の防衛を保障する為の北方艦隊の部隊の兵種間戦術演習へ参加した。
北方艦隊司令官は、指示された任務を遂行する上での北方艦隊将兵のプロフェッショナリズムを指摘した。

乗組員は、遠距離航海任務に関する豊富な経験を有している。
2015年~2016年、大型揚陸艦「アレクサンドル・オトラコフスキー」は、588日間に渡り常時駐留所を離れていた。
この遠距離航海は、北方艦隊の現代史において最長となった。

現在の遠距離航海において大型揚陸艦の乗組員は、海上でテロリスト及び海賊活動に対処する為の海軍歩兵グループで強化されており、世界の大洋の作戦上重要な海域でのロシア海軍の存在を保障する任務を果たす。



北方艦隊大型揚陸艦「アレクサンドル・オトラコフスキー」(1978年就役)は、2014年11月下旬から2016年6月末まで地中海東部への遠距離航海を行ないました。

[ロシア海軍北方艦隊の大型揚陸艦アレクサンドル・オトラコフスキーは1年7ヶ月に及んだ長期航海を終えて帰港した]

2017年5月下旬には北方艦隊の演習へ参加しました。
[ロケット巡洋艦マルシャル・ウスチーノフはロシア海軍北方艦隊の演習へ参加する]

2017年8月10日に北極圏遠征へ出発し、8月21日にはエニセイ川ドゥディンカ近辺で上陸演習を行ないました。
[北極圏遠征中のロシア海軍北方艦隊艦船部隊はエニセイ川で上陸演習を行なった]

その後、遠征部隊本隊と別れて母港セヴェロモルスクへの帰路に就きました。
[北極圏遠征中のロシア海軍北方艦隊艦船部隊は2つのグループに分かれた]

北極圏航海から戻って間もない9月12日にセヴェロモルスク港を出港し、大西洋へ向かいました。
『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア北方艦隊広報サービス発表
2017年9月13日13時9分配信
【北方艦隊の大型揚陸艦「アレクサンドル・オトラコフスキー」は遠距離航海へ出発した】

9月21日にはラマンシュ海峡(英仏海峡)を通過しました。
『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア北方艦隊広報サービス発表
2017年9月21日9時43分配信
【大型揚陸艦「アレクサンドル・オトラコフスキー」はラマンシュ海峡を通過した】

そして9月25日にジブラルタル海峡を通過して地中海へ入りました。


これまでに北方艦隊大型揚陸艦地中海へ派遣された事は何度も有りますが、何れも黒海沿岸からシリアタルトゥースへの輸送任務(シリア・エクスプレス)へ参加する為でした。

しかし、今回、「アレクサンドル・オトラコフスキー」は、テロリストや海賊へ対処する為の海軍歩兵グループを乗せています。


因みに、現在、北方艦隊大型対潜艦「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」は、アデン湾で海賊対処任務を遂行しています。
[大型対潜艦「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」アデン湾遠征(2017年8月-)]