相続税を学ぶ

彡(゚)(゚)「パッパが亡くなって2か月」

彡(゚)(゚)「葬儀や挨拶は落ち着いてきたンゴ」

彡(-)(-)「ようやくパッパの死と向き合える時間ができたンゴねぇ…」

(´・ω・`)「まだだよ、やきゅうのおにいちゃん」

彡(゚)(゚)「なんや原ちゃん!」

(´・ω・`)「相続税の申告がまだあるよ」

彡(゚)(゚)「ワイに申告するほどの財産はないで」

(´・ω・`)「それでも近年の改正で相続税はかかりやすくなったんだよ」

(´・ω・`)「念のため計算してみよう」

彡(゚)(゚)「まずはパッパの財産がなにがあるかやな」

パッパの財産
・土地 5千万
・家屋 1千万
・現金 3千万
・その他の財産 2百万 
合計 9,200万

彡(^)(^)「ざっとこんなもんやで」

(´・ω・`)「ちょっとまって!」

彡(゚)(゚)「ふぁっ?!なんや!」

(´・ω・`)「保険会社から保険金を受け取ってない?

彡(゚)(゚)「受け取ったやで」

(´・ω・`)「それも相続財産になるんだよ」

彡(゚)(゚)「なんでや!パッパから貰ったんやないで!保険会社からもらったんや!相続関係ないやろ!」

(´・ω・`)「ううん。保険料を被相続人(パッパ)が負担してたらそれは相続財産になるんだ」

※彡(゚)(゚)が自分で負担してたら所得税で課税、J( ‘ー`)し マッマが負担してたら贈与税で課税されます
 

パッパの財産
・土地 5千万
・家屋 1千万
・現金 3千万
・その他の財産 2百万 
・保険金 2千万←new
合計 1億1,200万

彡(゚)(゚)「せや、」

彡(゚)(゚)「パッパの勤務してた会社から退職金がでたんや。まさかこれも…」

(´・ω・`)「うん、相続財産になるよ」

彡()()「」

パッパの財産
・土地 5千万
・家屋 1千万
・現金 3千万
・その他の財産 2百万 
・保険金 2千万
・退職金 1千万←new
合計 1億2,200万

(´・ω・`)「だいたい出揃ったところで計算してみよう」

(´・ω・`)「まず相続財産の合計から基礎控除額を控除するんだ」

(´・ω・`)「基礎控除額は3千万+6百万×相続人の数で計算されるんだ」

彡(゚)(゚)「ほな、相続人はワイとマッマの二人やから…4,200万か!」

(´・ω・`)「うん、だから残額8千万に課税されるんだ」

彡()()「ひぇ…どうなるんや」

(´・ω・`)「ここはちょっと計算が特殊だから総額でいうと1,200万だね」

彡(゚)(゚)「高すぎやボケ!」

(´・ω・`)「相続税は超過累進税率だからね。相続財産の合計が多ければおおいほど税金も高くなるんだよ」

彡(゚)(゚)ピーン!

彡(゚)(゚)「せや、

彡(゚)(゚) 贈与税も超過累進税率てきいたことあるンゴ」

(´・ω・`)「そうだよ。しかも相続税より税率が高いんだ」

(´・ω・`)「だから相続税が嫌だからといって贈与しても損するんだよ」

彡(゚)(゚)「いや、ちゃうんや」

彡(゚)(゚)「死ぬ間際に半分くらい贈与するんや」

彡(゚)(゚)「そしたら相続財産の合計が減るから税率が低くなるやろ?」
※相続財産が1億なら税率30%、5千万なら税率20%

彡(゚)(゚)「そんで贈与税も全財産贈与したわけやないからそこまで税率高くないやろ」

彡(^)(^)「これでけっこう税金減るんちゃうか!」

(´・ω・`)「ううん、それはできないんだ」

彡(゚)(゚)「ふぁっ!?なんでや!」

(´・ω・`)「その方法は対策されてて、死んだ日以前3年以内に贈与があったらその贈与財産に相続税が課せられるんだ」

(´・ω・`)「もちろん、二重課税にならないようにそこから贈与税が控除されるんだけどね」

(´・ω・`)「でも税率を下げるためにそういうことはできないようになってるんだ」

彡(゚)(゚)「…素人が考えることは対策済みなんやな」

※贈与をするなら早めにしないと効果がほとんどありません!

彡()()「ワイはもう大人しく払うしかないんやな…」

(´・ω・`)「おにいちゃん、ちょっとまって」

(´・ω・`)「おにちゃんがしっかり申告すればさらに減らせれるんだよ」

彡(゚)(゚)「ほんまか?!」

(´・ω・`)「実は、居住用の土地をそのままずっと住み続ける予定だったら評価額から減額できるんだ」

(´・ω・`)「なんと80%も減額できるんだよ!」

(´・ω・`)「土地は高いからね。それに生活に必要だから国も配慮してくれてるんだ」

彡(゚)(゚)「てことは、評価額5千万の土地が1千万になるんか!」

パッパの財産
・土地 5千万→1千万
・家屋 1千万
・現金 3千万
・その他の財産 2百万 
・保険金 2千万
・退職金 1千万
合計 8,200万

彡(^)(^)「まあまあ下がったで!」

(´・ω・`)「4千万の減額は大きいね」

(´・ω・`)「他にも、減額できるのがあるんだ」

(´・ω・`)「保険金。これはパッパが死んでもマッマやおにいちゃんの生活を守るために契約することが多いんだ」

(´・ω・`)「だから生活保障枠として相続人の数×5百万が非課税になるんだ」

彡(゚)(゚)「つまり2人やから1千万が非課税てことか」

(´・ω・`)「ちなみに、退職金からも引けるんだよ」

※この規定は申告しなくても適用できます

パッパの財産
・土地 1千万
・家屋 1千万
・現金 3千万
・その他の財産 2百万 
・保険金 2千万→1千万
・退職金 1千万→0
合計 6,200万

彡(^)(^)「なんや!当初の半分くらいになったやんけ!」

(´・ω・`)「これもしっかり申告するおかげなんだよ」

彡(゚)(゚)「ここからさらに基礎控除4,200万を引けば…」

(´・ω・`)「相続税の総額は100万だね」

彡(゚)(゚)「はえー。申告するだけで1,200万から100万になるんか」

(´・ω・`)「だから税金が発生しそうになくても申告はしといたほうがいいんだ」

(´・ω・`)「ここからは税額控除のお話だよ」

(´・ω・`)「相続って財産を上の世代から下の世代に流すのがふつうなんだ」

(´・ω・`)「だから、もし遺言で死んだ人の兄弟が財産を取得したり、親族ですらない人(愛人)が取得すると税金が20%加算されるんだ」

彡(゚)(゚)「ワイは子やから今回は関係ないんやな」

(´・ω・`)「もしおにいちゃんが赤の他人だったら税額が120万になるてことだね」
障がい者・未成年者控除

(´・ω・`)「障碍者や未成年者は税額控除できるんだ」

(´・ω・`)「でも気を付けないといけないのは、誰でも使える規定ではないんだ」

(´・ω・`)「愛人とかは使えないから注意だね」

彡(^)(^)「ワイはガイジやから控除できるてことか!」

(´・ω・`)「こら!不謹慎だよ!」

彡()()「ヒエ…」

※未成年者は10万×(20−年齢)引くことができます。
 障碍者も同じような感じです

配偶者の軽減

(´・ω・`)「配偶者はかなり控除できるんだ」

(´・ω・`)「被相続人が死亡したときって、配偶者は高齢である可能性が高いよね」

彡(゚)(゚)「ほなまた死んでまって相続税がかかってまうで」

(´・ω・`)「そうなんだ。その配偶者の今後の生活保障のためでもあるんだけどね」

(´・ω・`)「それに配偶者も、被相続人が財産を築くのに貢献してるハズだしね」

※基本的に配偶者が税金を納めることはほとんどありません。あっても少額になります。
 ですので、戦略的に配偶者にたくさん相続させたりします

(´・ω・`)「じゃあ、生前でできる税金対策を教えるよ」

彡(゚)(゚)(ワイが今きいて意味あるんやろか)

(´・ω・`)「居住用の家屋があるよね。マイホーム。これを配偶者に贈与すると2,000万まで非課税になるんだ」

彡(゚)(゚)「せやけど、死んだ日以前3年以内の贈与やったら相続税が課せられるとちがうんか?」

(´・ω・`)「この配偶者への贈与は、対象外なんだ」

(´・ω・`)「だからまず死にそうになったときは配偶者に家を贈与しよう」

(´・ω・`)「持分をわけるだけでもいいんだ」

(´・ω・`)「基本的に税金対策は贈与をうまくつかうことが大事なんだ」

(´・ω・`)「最近流行なのが、教育資金の一括贈与」

彡(゚)(゚)「…?」

彡(゚)(゚)「ワイはパッパから学費を出してもらったけど申告してへんで」

(´・ω・`)「うん、学費とか生活費とかその都度贈与するのは都度贈与といって、贈与税は非課税なんだ」

(´・ω・`)「ぼくが言いたいのは、孫(10歳)が将来大学にいくためにおじいちゃんが開設する口座のことなんだ」

(´・ω・`)「その都度必要なときにする贈与は非課税なんだけどね、将来のためとか今必要ないものは課税されてしまうんだ」

(´・ω・`)「これを知らなくて申告しない人が多いんだけどね」

(´・ω・`)「この教育資金の一括贈与は1,500万まで非課税になるんだ」

(´・ω・`)「手続きはめんどくさいんだけどね」

彡(゚)(゚)「そうか、そこで一括で贈与しとけば孫が大学に入る前に亡くなっても相続税がかからないてことか」

(´・ω・`)「そういうこと」

(´・ω・`)「平成25年にできてからすごく流行したんだよ」

(´・ω・`)「相続税は税務調査が一番多い税目なんだ」

(´・ω・`)「だから申告だけはしっかりやろうね」

(´・ω・`)「申告しなかったせいで適用できない優遇規定は結構あるからね」

彡(゚)(゚)「まずは税理士に相談や!」