露・欧でサイバー攻撃

 27日ウクライナとロシアを中心に欧米の広い範囲で、コンピューター・ウイルスによる大規模なサイバー攻撃があり、各国で顧客サービスや管理用のコンピューター・システムが機能しなくなるなどの被害が相次いでいるという。
 ウクライNATAOロシアでは、80以上の政府機関や銀行、企業がウイルスに感染した。ウクライナのチェルノブイリ原発も攻撃に遭った。
 オランダ・ハーグの欧州警察機構(ユーロポール)も調査に乗り出した。
 今回の攻撃に使われたのは、「ランサムウェア」と呼ばれる新興身代金要求型のウイルスである。感染したコンピューターのデータを暗号化して使えなくし、解除のためにお金を振り込むよう脅迫する画面を表示する。解除料として300ドル相当の仮想通貨ビットコインを要求するのが特徴である。
 スイス政府のセキュリティー当局は、2016年にランサムウェア「petya」が使われたとの見解を公表した。
 現在、スイス当局、セキュリティー会社は、petyaの新たな亜種として、今回のウイルスを「NotPetya」と呼んで情報を収集している。
 このウイルスは、米国家安全保障局(NSA)から盗み出されたデータが使用され、5月の大規模サイバー攻撃にも使われ、マイクロソフトが安全対策を施した後でもある。
 盗み出した組織として、北朝鮮、ロシアの組織が疑われたが、今のところ不明である。

注:笹沢教一「露・欧でサイバー攻撃」『読売新聞』2017年6月29日
  「マイクロソフト政府批判」http://blogs.yahoo.co.jp/hiromichit1013/65904379.html
  「サイバー攻撃世界に拡散」http://blogs.yahoo.co.jp/hiromichit1013/65903371.html
  「新型身代金ウイルスの猛威」http://blogs.yahoo.co.jp/hiromichit1013/65436439.html