国家戦略特区関係者のGJ

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加計学園の騒ぎに関して、6月13日に国家戦略特区の民間議員らが会見を開いて「政策判断と決定プロセスは正当で、何らかの意向でゆがめられた事実はない」ことを説明した。しかし、ほとんどのマスコミはこれを無視するかアリバイ的に報じただけだった。

民間議員たちは議事録を読めばわかることを記者たちに丁寧に説明したが、報道されなければ
ワイドショーに刷り込まれた多くの人の疑念は消えない。
とはいえ、特区を熱心に推進してきた当事者が声を挙げたことには大きな意味があった。

この調子でどんどん発信を続けてくれたら少しづつでも理解が広がるのにと思っていたら、今度は民間議員に加え、特区に指定されている自治体の首長、実際の事業者も加わって、なんと12人もが参加した記者会見が行われた。

参加した全員が意見を述べたので1時間23分もの長い会見となったが、全員が特区制度をこんなことで後退させてはいけないとの危機感で一致していた。
尚、メンバーは次のような人たちである。


(国家戦略特区・WG)
  八田健夫(WG座長)、竹中平蔵、板根正弘、原英史

(地方自治体首長)
  高島宗一郎(福岡市)、広瀬栄(養父市)、篠田昭(新潟市)、小泉一成(成田市)
  門脇光弘(仙北市)、北橋健治(北九州市)

(事業者)
  駒崎弘樹(障害児保育NPO代表)、上山康博(民泊関連会社社長)



このメンバーが今回の騒ぎで「特区制度」の推進が後退しないように山本地方総裁担当大臣に申し入れを行った後にこの記者会見を行ったのである。
しかし、案の定というか、テレビではあまり大きく取り上げられなかったようだ。

取り上げたFNNでも、次のように簡単に報じただけである。


自治体首長「特区制度」推進を要望
FNN 06/27 05:10

国家戦略特区に指定された自治体の首長らが26日、政府に対し、特区制度をさらに進めるよう求めた。
国家戦略特区に指定されている、神奈川県や福岡市など11の自治体の首長や、国家戦略特区諮問会議の民間議員らが26日、山本地方創生担当相と面会し、今後も特区を活用した規制改革を進めるよう要望書を手渡した。
この中で、首長らは、学校法人「加計学園」問題をめぐり、「これまでの国家戦略特区の運営や原則を否定するような議論がなされている」と懸念を示した。
そのうえで、「国家戦略特区は、国全体の経済成長や、地方の活性化をもたらす。政府には、これまで以上に、強力に岩盤規制改革を進めてほしい」と訴えた。
また、会見を行った民間議員らは、「行政がゆがめられた」と主張した前川前文部科学事務次官に関し、「あなたたちが52年間、行政をゆがめてきた」と反論し、前川氏に公開でのテレビ討論を呼びかけた

http://www.fnn-news.com/news/headlines/articles/CONN00362513.html


これでも全く無視するよりマシではある。
また、毎日新聞は今日の朝刊では次のように伝えている。


加計学園
特区首長が会見「改革の推進を」
毎日新聞2017年6月26日

 学校法人「加計学園」の獣医学部新設計画に関連し、国家戦略特区に指定された自治体の首長らが26日夜、東京都内の日本記者クラブで記者会見した。福岡市の高島宗一郎市長は「特区は自治体と事業者が提案し、政府と共に岩盤規制改革を進める仕組みだ。これを停滞させてはならない」と述べ、特区を活用した規制緩和の推進を求めた

 会見した首長は他に▽広瀬栄・兵庫県養父市長▽篠田昭・新潟市長▽小泉一成・千葉県成田市長▽門脇光浩・秋田県仙北市長▽北橋健治・北九州市長。北橋氏は「(加計学園の問題で)特区の信頼が揺らいでいるのは残念だ」と語った。これに先立ち、首長らは特区制度の推進を求める要望書を山本幸三地方創生担当相に提出した。

https://mainichi.jp/articles/20170627/k00/00m/010/037000c


これも、無視よりはマシだが「(加計学園の問題で)特区の信頼が揺らいでいるのは残念だ」と(加計学園の問題で)と付け加えることで首長たちが政府を批判しているような印象を与えている。

しかし、動画を見れば分かるが、批判されているのは政府ではなく前川前次官や目の前にいたマスコミのほうである。



これを全部見るには時間がかかるが、次の二つのNHKニュースはポイントを押さえて報じている。


特区諮問会議の民間議員が会見 前川前次官に反論
NHK 6月27日 4時17分

国家戦略特区での獣医学部新設の決定に関わった諮問会議の民間議員らが26日夜、記者会見し、国家戦略特区を活用して規制緩和を推進する重要性を訴えました。また、文部科学省の前川前事務次官が「行政がゆがめられた」などと述べたことについて極めて違和感があるとしたうえで、ゆがめられていた行政を国家戦略特区の枠組みで正したと反論しました。
記者会見したのは、国家戦略特区での獣医学部新設の決定に関わった諮問会議の民間議員を務める大阪大学の八田達夫名誉教授や、竹中平蔵東洋大学教授らのほか、特区に指定されている福岡市など6つの地方自治体の長らです。

この中で、八田氏は「獣医学部の規制は既得権による岩盤規制の見本のようなものであり、どこかでやらなければいけないと思っていた。『1つやればあとはいくつもできる』というのが特区の原理で、1校目は非常に早くできることが必要だった」と述べました。

また、竹中氏は文部科学省の前川前事務次官が先の記者会見で「行政がゆがめられた」などと述べたことについて、「最初から最後まで極めて違和感がある。今回の決定プロセスには1点の曇りもない」と述べました。そのうえで、竹中氏は「『行政がゆがめられた』と言っているが、『あなたたちが52年間も獣医学部の設置申請さえも認めず行政をゆがめてきたのでしょう』と。それを国家戦略特区という枠組みで正した。2016年3月までに結論を出すと約束したのに約束を果たさず、『早くしろ』と申し上げたことを『圧力だ』と。それは違う」と反論しました。

また民間議員らは、重要な話し合いであれば議事録を作り出席者が確認するが、問題となっている文書は「誰かが書いたメモで、立場が違う当事者が同意したものではない」と指摘したうえで、省庁間の議論などは双方がサインする形で残すようにすべきだと指摘しました。

一方、地方自治体の長らは、時代に合わなくなった規制を緩和し全国展開するうえで国家戦略特区の意義は極めて大きいとして、取り組みを推進する必要性を訴えました。

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170627/k10011031421000.html?utm_int=news_contents_news-main_003


特区民間議員 獣医学部1校限定は獣医師会の要望
NHK 6月26日 21時50分

国家戦略特区での獣医学部新設に関連し、新設の決定に関わった諮問会議の民間議員らが26日夜、記者会見し、新設校を1校に限ったのは、日本獣医師会の要望を踏まえたものだと強調しました。また同席した自治体の長らは、規制緩和を進めるうえで国家戦略特区の意義は極めて大きいとして、制度への理解を求めました。
この中で、民間議員を務める、大阪大学の八田達夫名誉教授は獣医学部の新設について、「あくまで提案したところはどこでも適用できるような条件でやるというのが元来の趣旨だ。ところが、既得権側がさまざまな条件を付けてきた」と述べました。

そのうえで、八田氏は「最後に『1校だけに限る』ということを獣医師会が山本地方創生担当大臣に申し入れ。『これをやらなければ何もできないかもしれない』というふうに判断し、引き受けたというのが状況だ。1か所でできれば、ほかのどこでもできるという原則をまげたのは、むしろ獣医師会の側ではないか」と述べ、新設校を1校に限ったのは日本獣医師会の要望を踏まえたものだと強調しました。

また、特区に指定されている福岡市の高島宗一郎市長は「時代に合わなくなった岩盤規制に自治体や事業者の提案を起点としてスピード感を持って穴をあけ、全国に広げていくつもりでわれわれはチャレンジしている」と述べました。

そのうえで、高島市長は「国家戦略特区の意義は極めて大きい。政府には、地方自治体のためにも、そして日本経済のためにも国家戦略特区の取り組みをさらに推進してほしい」と述べました。

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170626/k10011031161000.html?utm_int=detail_contents_news-related-auto_001


マスコミ全体が狂っているともいえる状況で、このようにNHKが取り上げたことは大きい。当事者である首長や事業者も参加して二度目の会見を行った成果だろう。NHKならワイドショー脳の人たちにもそれなりに影響は期待できそうだ。

会見に出席した記者の中にもすでに事実関係に気づいている者のいるはずだが、ありのままを書いても紙面には載せてもらえないのないではないか。それでも、「俺の会社は変だぞ」と思う記者を増やす努力は必要だ。

NHKの記事でも竹中平蔵氏の発言は実にポイントをついていることが分かるが、実際に聞いていると彼の話は主に目の前にいる記者たちに話しかけている感じがある。
動画から竹中氏の発言部分だけを苦手な書き起こしをしてみた。

細かい表現は省いているが、発言内容はほぼこの通り。


(竹中氏発言主旨)

今日、自治体の首長の皆さん、実際の事業者の皆さん同じことを言っている。規制を緩和たらいろんなことができると思っているが、しかし、これは普通にはもうできない、役所に行っても相手にしてくれない、とても歯が立たない。その問題を突破するために2013年に国家戦略特区の制度を提案して、その年のうちにこの法律を通してこれが順調に動き出した。
しかし、今回の一連の騒動で、本当に改革に反対する人たちが牙をむいてきた。抵抗勢力はかくも強いのかと感じてきた。同時に今日の各首長の話にあったように本当に切実に改革をしたい人もこの国には非常に多いことを感じているし、ぜひ(マスコミ諸氏にも)感じ取っていただきたい

このプロセスに関しても、当初からしっかりとしたルールを作って、・・・私たちは何度も言ってきたが、このプロセスには1点の曇りもないと固く信じている。それは6月13日に八田議員が説明したように議事録・プロセスを読んでもらえば一目瞭然だ。
それに関連して、前次官が数日前も記者会見をしているが、最初から最後まで私には極めて違和感がある。

たくさんの違和感があるが、非常に大きな違和感の第一は「行政が歪められた」と言っていることいや、違うでしょうと。あなたたちが52年間も獣医学部の設置申請さえもさせないと行政をゆがめてきたのでしょう。それを今回国家戦略特区という枠組みで歪みを正したら「歪めた」と(言っている)。これは要するにどちらから見るかの違い。
いままで歪められて、結果的に国際的に(日本の医療は)大きく後れをとってしまった。その歪みを是正するのが今回の措置。しかし、そういう認識は全く感じられない。
これが大きな違和感。

他にも違和感がたくさんある。
例えば、一度閣議決定で2016年3月までに結論を出すと(文科省は)約束したのに約束を果たなかった。規制官庁である、立証責任のあるところがその約束を果たさなかった。それで「早くしろ」といろんなことを申し上げたプロセスを「圧力」だと。それは違うでしょう。
あなたたちが約束を守らなかっただけでしょうと。
細かいこともいろいろあるが、最初から最後まで違和感の連続だ。

そして、極めつけは、いま一番問題になっている「広域的うんぬん」「広域的な要因で(特区指定先を)選ぶということ」を決めたことが特定の地域なりプロジェクトを優遇した、そのことを民間議員も知らなかったのではとの言い方をしているようだが違います。
「広域的うんぬん」という条件を示したのは、サジェストしたのは民間議員のほう、私たちだ。なぜかというと、たくさん(の獣医学部新設を)承認させたいが、ものすごい抵抗圧力がかかっている。そこで、「広域的」という中間的な条件を出すことによって、少なくとも3つの地域くらいはそれに当てはまってくる。京都、新潟、愛媛の3つぐらいが当てはまっている。
「広域的」を出したところで私たちは3つくらい作りたいと想定していた。
ところが獣医師会の反対で、強烈な反対で「1校にしろ」ということで、最後は1校で決着した。これはゼロよりも1がいいということで私たち(民間議員は)それを認めた。
(前川とマスコミは)言っていることが全部違っている。

最後にもう一つ。ふつう重要な話し合いをするときは、英語で言えばMinutes 議事録を作ります。これは未来都市会議でも経済財政諮問会議でも作る。重要なものについては議事録を作り、その議事録は例えば速記を起こしたものを双方が認めてこれは正しい議論ですと確認する。今回問題にされている文書云々はMinutesではない誰かが書いたメモ。その人は善意で書いたかもしれないが、立場が違う、例えば参加した当事者が合意しているものではないMinutesではないものでどんどん議論が進んでいくと、私たちの理性的に議論を進めるという秩序がまったく崩れてしまう。それにも関わらずMinutesではないものに基づいて「そういう書類が有ったうんぬん」にも大いなる違和感がある。
そういう点も含めて、今回の(会見の)主旨は戦略特区を歪めてはならないということであり、私自身も国家戦略特区の廃止法案を某党が出してきたとき「この人たちはどうかしているのではないか、何を考えているのだろう」と大変大きな違和感を感じた

最後に申し上げたい。前次官があーいう風にいろいろ、まあ、場外でいろいろおっしゃってますから、今日テレビ局の方お見えですから、どっかのテレビの番組でもし公開討論をしろという要望があれば私自身は参加する意思がある

(書き起こしここまで)
    

テレビ公開討論をぜひ実現させてほしいと思うが、その権限を握っているのは会見で竹中氏の訴えを聞いている記者たちではない。たぶん、それは実現しないだろう。しかし、報道の現場にいる記者たちはいくら不勉強な人でも事実関係はかなり分かってきたのではないか。

最近のマスゴミの狂気じみた報道にはうんざりするが、その中の僅かに残っているかもしれない良識に少し期待したい気分である。

(以上)
 

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