ロシア海軍バルト艦隊の偵察艦ワシーリー・タチシチェフはシリア沖で任務に就いた

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『インタファクス-軍事ニュース出張所(AVN)』より
2017年6月26日13時42分配信
【ロシア海軍の偵察艦はシリア沖で当直に就いた】
サンクトペテルブルク、6月26日、インタファクス-AVN

ロシア海軍地中海戦隊偵察艦「ワシーリー・タチシチェフ」が加わった。
インタファクス-AVNは月曜日に消息筋より伝えられた。

「6月中旬以降、地中海の海軍常設作戦連合部隊の一員として意図された任務は、バルト艦隊の中型偵察艦ワシーリー・タチシチェフにより果たされています」
対談者は話した。

彼は、 「ワシーリー・タチシチェフ」黒海艦隊中型偵察艦「キルディン」地中海で交代したと説明した。

「キルディンは、この前の土曜日(6月24日)に黒海海峡を通過して黒海へ戻りました。
同艦は、シリア沖で100日以上の当直に就いていました」

対談者は話した。

以前、4月27日にボスポラス海峡付近で黒海艦隊中型偵察艦「リマン」商船と衝突の結果、沈没した事が報じられた。
事故の結果、艦の乗組員は誰も負傷しなかった。

地中海常設作戦連合部隊打撃グループには、現在、具体的には、有翼ミサイル「カリブル」を装備する黒海艦隊の最新フリゲート「アドミラル・グリゴロヴィチ」「アドミラル・エッセン」、潜水艦「クラスノダール」が居る。
彼等は、2度に渡りシリア領内の『イスラム国』 (ロシア連邦では非合法のテロリスト組織)の目標へ打撃を与えた。

以前、今年6月30日まで地中海エリアの同海域でミサイル発射の可能性がある事が国際的に通知されたと報じられた。



黒海艦隊偵察艦「キルディン」は、2017年2月5日にボスポラス海峡を南下して地中海へ入り、以後、主に地中海東部(シリア沖)で行動していました。
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[ロシア海軍黒海艦隊の偵察艦キルディンはシリア沖へ行く]

これまでに黒海艦隊の4隻の偵察艦は交代で1隻ずつ地中海へ派遣されていたのですが、2017年4月27日、この内の1隻である「リマン」イスタンブール沖で民間船と衝突し、沈没しました。
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[ロシア海軍黒海艦隊の偵察艦リマンはイスタンブール沖で民間船と衝突し沈没した]

偵察艦「キルディン」は、6月24日にボスポラス海峡へ入り、地中海を去りました。

その「キルディン」と交代する偵察艦は、バルト艦隊から派遣されることになりました。
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プロジェクト864中型偵察艦の6番艦「ワシーリー・タチシチェフ」ポーランドグダニスク造船所で建造され、1987年7月23日にソ連海軍へ引き渡され、バルト艦隊へ編入されました。

黒海艦隊にも同型艦の「プリアゾヴィエ」(4番艦)が居ます。
[ロシア海軍黒海艦隊の偵察艦プリアゾヴィエはマルタ島を訪れた]
[イエメンからの避難者308名を乗せたロシア海軍の偵察艦はジブチへ到着した]

北方艦隊「ヴィクトール・レオーノフ」(7番艦)も同型艦です。
[ロシア海軍北方艦隊の偵察艦ヴィクトール・レオーノフはキューバのハバナ港を訪れた]

バルト艦隊の同型艦「アドミラル・フョードル・ゴロヴィン」(1番艦)は、2014年初頭にシリア沖へ派遣された事が有りましたが、「ワシーリー・タチシチェフ」は今回が初めてです。


この他、バルト艦隊からは、現在、工作船PM-82地中海東部へ派遣されています。
[ロシア海軍バルト艦隊の工作船PM-82はシリア沖に到着した]


現在、サンクトペテルブルクで建造中(2017年5月16日に進水)の偵察艦「イワン・フルス」は、沈没した「リマン」の代艦として黒海艦隊へ配備されます。
[ロシア海軍の為の新世代偵察艦イワン・フルスはサンクトペテルブルクで進水した]