キリスト教の成立 予言が外れるとき カルト宗教が終末予言を外しても信者は離れない エ×バの証人みたいにね

 ある人物が予言を外したらどうなるか。合理的に考えれば、その人物は未来を予言する力があると主張していながら、未来を言い当てることができていないのだから、本人が主張する超越的な力は持たないと考えるべきでしょう。

 よくカルト宗教が人類の滅亡や世界の破滅を予言します。予言に従って信者が一斉に自殺してしまった人民寺院ヘヴンズ・ゲートのようなところは例外(信者が死んでしまったから)として、多くは予言が外れても、信者は離れて行きません。むしろ、自分たちの祈りがカタストロフィを回避させたのだとして、更に熱心に教えにのめり込むことが多いのです。

 『予言がはずれるとき―この世の破滅を予知した現代のある集団を解明する (Keiso communication) - 』という本があります。私は孫引きで大まかな内容を知るのみなので、ここで紹介するのは少々気が咎めるのではありますが、ご紹介しましょう。

 この本は、キーチ夫人というニューエイジ系の新興宗教の開祖が大洪水によりアメリカの大部分が水没すると予言した際に、信者がどう振る舞うのかを確認したものです。予言が成立するはずの日、当然そのようなことは起こりませんでした。著者たちは予言が外れれば信者たちは教祖を見限るだろうと予想していたのですが、意外なことに信者たちは予言が悲惨なほどに大外れしたにも関わらず、教祖の言葉に疑問を持つことはせず、更に荒唐無稽な説明を信じるようになったのです。

 予言が外れると、むしろ信者はより熱心に布教をするようになるという逆説的な理論が、他の事例でも再確認されています。

 そう。予言は大ハズレだったのに、熱心な信者は信仰をますます篤くするのです。輸血拒否で話題となったエホバの証人も、うんざりするほど終末予言を外しています。いい加減懲りれば良いのにだとか、こんなにも予言を外しているのだから教義も怪しいのではないかと外野は思いますが、内部の理屈だけで言えば終末予言を外すことは信仰を固めるにはもってこいなのです。

予言がはずれるとき―この世の破滅を予知した現代のある集団を解明する (Keiso communication) -
予言がはずれるとき―この世の破滅を予知した現代のある集団を解明する (Keiso communication) -


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