キリスト教の成立 死と復活13 イエスの死の直後、まだ復活は信じられていなかった

 因みに、このブログで出典を明示しているのは私が責任回避をしているわけではなく、読んで頂いた方が少しでも興味を持って下さったのならさらに詳しく知るための手引になると考えるためです。余談でした。

 イエスがこの時点で死んだことは事実として受け入れ、次に進みましょう。

 処刑の直後からイエス信者がイエスの復活を信じていたわけではなかった証拠に、12使徒(福音書によって挙げられている名前が異なります)の兄弟漁師ペトロとアンデレはガリラヤに戻り、再び漁師となります。イエスの復活を目の当たりにした者の態度とは思えません。しかし、ショックを癒やす行動だったと見れば理解できますね。

 マタイによる福音書によりますと、イエスの死に様を見て後悔の念に駆られたイスカリオテのユダは自殺して果てます。イエスを売り渡して得たとされる銀貨30枚については、神殿に投げ込まれましたが祭司長たちは罪のない者を売ったカネを受け取るわけにはいかないと拒否(って、お前たちが殺させんじゃないんかい、というツッコミは禁止です)、郊外に名も無き人々の墓地を作る資金としたとされたされます。使徒言行録ではユダが土地を買うために使ったとも言われます。使徒言行録では、墓はユダが悪事を働いて得た金で買ったもので、この地でユダが内蔵を飛び散らせて死んでいたとされています。後者だとしたら殺されたと受け取るのが妥当でしょう。もっとも、他の福音書にはユダの自殺は見えませんので、これもまた創作の可能性があります。

 ここで少し脇道に逸れ、イスカリオテのユダについて書いておきましょう。

 イスカリオテのユダは、イエスを裏切ったことで永遠に歴史に名を残すことになりました。例えばドイツでは、ユダの名を付けることは違法です。それほど悪いニュアンスが含まれる名前となってしまいました。この悪名高き人物について、キリスト教を信じるか否かは別として名前を知る人は多くいます。しかし、彼が実際にはどのような人物だったのかはほとんど全く知られていません。


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