第七師団戦車射撃競技会 その2

では、前回に続き、第1状況の射撃をお送りします。
標的に向かって、真直ぐに進みながら徹甲弾を射ちます。
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履帯が巻き揚げる泥、砲口から広がる発射炎!
堪りません、ムフフですね。(変態か?)

さて、徹甲弾はタングステン製の弾心の周囲を、軽合金製の装弾筒が包んでいます。
装薬の爆発の圧力を装弾筒が受け弾芯に運動エネルギーを伝えます。
装弾筒は、砲口から飛び出した直後に飛散して
弾芯だけが飛んで行き、敵戦車の装甲をぶち抜くのです。
では、装弾筒が飛散して土煙を上げる様子をどうぞ
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発射炎の中から徹甲弾が飛び出して来ました。
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明るい筋がそうです。
装弾筒が飛散しました。
赤い丸の中の黒い棒の様な物が、飛散した装弾筒と思われます。
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通常は、三つに分裂するらしいのですが、一つしか見えません。
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ワンバウンドして、更に前方へ飛んで行きます。
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ツーバンドして、どこかへ飛んで行ってしまいました。
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もし、貴方が普通科の隊員でしたら
決して射撃する戦車の前方に居てはいけません。
飛散する装弾筒に当ったら怪我ではすみません。
米軍の歩兵マニュアルでは
砲口の前方1,200m位を生身の歩兵の立ち入り禁止区域にしているそうです。
う~ん、これは以前にも書いたかな。

ここで一服
これは、なんだか分かりますか?
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ZMB?お分かりになる方は戦車の通です。
この看板の様な物は、ZMB的といって
直接照準の訓練に使うものなのだそうです。
砲手がハンドルを使い、目標的を照準するのです。
この文字を、一筆書きの様に照準器で追いかけ照準の訓練をします。
最も、基本的な訓練で陸上自衛隊では装砲訓練というのだそうです。
(戦車の戦う技術―木本寛明著より・・以下同)

で、このZMBが有った駐車場?、駐機場?の戦車
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今日は、出場しないらしく幌が被せてあります。

北恵庭駐屯地内の部隊の案内板
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なかなか良いでしょう?

そして、また、射撃に戻ります。
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発射炎から飛び出して行った徹甲弾が分かりますか?
発射された徹甲弾が、何故光っているのでしょうか?
それは、戦車砲弾の弾着を観測しやすくするために
曳光剤が砲弾のお尻に組み込まれているのです。
この弾着を観測判定して、正しい照準修正する方法を「直命法(直接命中法)」と言います。
しかし、現地での説明では
射った戦車の砲手は発射炎で目が眩んで
着弾が確認できないそうです。
なんせ、徹甲弾のスピードはマッハ5
2,000m先の戦車を射ったとしても
1秒強で着弾するのですから。
そのため、着弾を観測するのは
同じ班のもう一台の戦車なのだそうです。
だから、戦車は基本的に2両でチームを組んで戦うとのことでした。

本日の最後は「装弾筒を探してみよう」です。
先程の、装弾筒の飛散の写真を参考にして、3枚の写真の中からそれを見つけてください。
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答えは、続きを見てください。