サバイバルゲームの思い出

今回は、いつもこのブログで取り上げる戦闘機や国家の安全保障などとは特に関係のない話題となり恐縮ですが、一応、ミリタリー繋がりの話題という事で、かつて私がプレイしていた(本格的にではなく、あくまでもちょこっとかじった程度でしたが)サバイバルゲームの思い出等について、少しお話しさせて頂きます。

もう15年程前になると思いますが、私は一時期(多分1~2年程の期間だったと思います)、小中学校時代の同級生でもあるサバゲー好きの友人に誘われて、その友人達と一緒にサバゲーを楽しんでいた事がありました。

サバイバルゲーム(スウェーデン軍装)

上の写真は、その当時の私の装備(スウェーデン軍の軍服を着て、ドラムマガジンを付けたアメリカ軍のM16自動小銃を持っていました)で、以下の写真4枚は、いずれも、北海道石狩支庁北部の厚田村(その後の市町村合併により現在は石狩市厚田区となりましたが)の野外フィールドでのゲームを終えた直後に撮影された、当時の私達のチームの集合写真です。
同一チームであるにも拘わらず、アメリカ軍、東ドイツ軍、中国軍など、チーム内の軍装はバラバラでした(笑)。

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サバイバルゲーム_02


サバイバルゲーム_03


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サバゲーについて全く何も知らない、そもそもそんなもの興味も無い、という人にとっては、「サバイバルゲームって、よくは知らないけど、なんか軍服とか戦闘服みたいなのを着て、銃を持って走り回ったり、本物の銃では無いとはいえ、銃で人をバカスカと撃ったりとかする遊びでしょ。なんか野蛮だよね。やーねー」みたいな偏見を持っている人も、意外と少なくはないかもしれませんが(笑)、サバゲーの知識が全く無いまま突然その世界に入り込んだ私にとっては、実際のサバゲーは、野蛮どころか、むしろかなり紳士的と言えるゲームでした。

まず、サバゲーには厳然としたルールがあります。つまり、野蛮とは対極の“秩序”があり、ただ闇雲に銃で撃ち合いをするわけでは決してありません。
ゲームの目的(勝敗の判定)は、団体戦の場合は敵陣営のフラッグを奪う事だったり、個人戦の場合は自分以外の全員を殲滅する事だったりと、そのゲームによって変わりますが、「弾に当たったら失格となり、失格は競技者が自己申告する」という基本的な根幹は、どのゲームでも変わりません。
自己申告という事は、つまり、被弾したか否かの判断は、そのゲームに参加している各自の良心に託されているという事であり、弾が当たった人は、周囲の人達に聞こえる声で「ヒット!」と宣言し、両手を高く上げて(バンザイをする)、その格好のままフィールドから退場するのです。勿論、両手を上げている人を撃つのは、いかなる場合でも厳禁です。

その根幹のルールを守れない者、例えば、自分に明らかに弾が当たった(ゲーム上では死んだ)のに、当たっていないふりをしてフィールドから退場する事なくゲームを続行するような者は、所謂“ゾンビ”として、他の競技者から嫌われ、その態度が度々続くようであれば、主催者によりゲームから強制的に排除されます。
また、もし、自分に弾が当たったかどうか判然としない場合、例えば、自分の着ているものが分厚かったり、もしくは、遠方からの射撃や跳弾等で勢いの無くなった弾に当たったりすると、「今自分に弾が当たったような気もするけど、もしかして気のせいだったかな」と思うような事もたまにあるのですが、そのような場合は、「当たった」ものと判断して、自ら失格を申告します。
他のスポーツやゲームのように、第三者(審判)が判断したりはせず(私が知らないだけで、もしかすると最近は審判がいるサバゲーもあるのかもしれませんが)、あくまでも競技者自身が、自らが失格である否かを公正に判断・申告し、競技者全員によるその公正の積み重ねによって、楽しく健全なゲームが成り立っているのです。
これは、実に紳士的ですよね!?

サバゲーをする人達の職業も実に様々で、医者であったり、学校の先生であったり、宗教家であったり、私がサバゲーをしていた短い期間に見た範囲でも、いろいろな人達がいました。
また、以前のサバゲーでは、競技者はほぼ男性だけでしたが、最近は、女性もかなり増えてきています。職業や性別だけではなく、年齢層も様々です。

そして、これは私の主観になりますは、サバゲーをする人達は、自分をきちんと“律する”人達が多いです。
例えば、文具店で消しゴムを一個万引きしたとして、その犯人が一学生や一会社員である場合は(勿論それは明かな窃盗事件ではありますが)現実には些細な出来事として、犯罪事件として報道されるような事はほとんどありませんが、もしその犯人が、警察官や、聖職とされる人達(学校の教師、宗教家など)であった場合は、扱いは小さくても世間に事件として報道される事が有り得ます。
また、もし、車の運転中にスピード違反をして警察に捕まったとしても、それが一般の人であれば、特に事件として扱われる事はありませんが、もしその違反者が、普段は取り締まる側の警察官であったり、交通法規を教える自動車学校の教官であったような場合は、やはり事件として報道される事があります。
それらの事例と同じように、普段からサバゲーをする人達は、模擬のものとはいえ自ら銃火器を所有し、しかもそれらの銃をゲームで実際に使う機会があるだけに、万一何らかの問題を起こすと、「これだからサバゲーなんかをする奴らは!」と世間からバッシングされる事が有り(実際、平成10年代には極端にパワーアップされたエアガンによる事件が頻発するようになって世間からの批判が高まり、それを受けて平成18年に銃刀法が改正されました)、それだけに普段から、自らに自制と自重を課している人達が多いのです。

まぁ、ユーザー全体の1%にも満たない、ルールを守っていない極少数のならず者の言動によって、真面目にルールを厳守している大多数のユーザーが同一視されて不利益を被る、というのは、残念ながらサバゲーに限らずどこの世界でも同じですよね。
というわけで、結局私は初心者のまま卒業してしまいましたが、かつてサバゲーをプレイしていた者として、今回はサバゲーを擁護する立場でいろいろと言わせて頂きました。もしサバゲーに対して「野蛮な遊び」とか「単なる戦争ごっこ」みたいな偏見をお持ちの方がいらしたとしたら、これを機会にそういった誤解を改めて戴ければ幸いです。

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ちなみに、私はもうサバゲーはしていませんが、十数年前に私をサバゲーに誘ってくれた友人(当時の私達のチームの隊長)は、今でもサバゲーを趣味として続けております。以下のURLの記事は、その彼が一昨年11月に自分のブログにアップした記事で、内容的に、今回のこの記事とリンクする所もありますので、もし宜しければこちらの記事も是非御一読下さい。
http://nanshiki.militaryblog.jp/e709890.html



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