ロッキード社、トランプ氏の批判を受けF-35を大幅値下げ

アメリカの航空防衛機器大手ロッキード・マーティン社のマリリン・ヒューソン最高経営責任者(CEO)は今月13日、アメリカの第45代大統領に就任するドナルド・トランプ次期大統領と会談し、その直後に、F-35戦闘機を大幅に値下げする事と、アメリカでの雇用を拡大する事を発表しました。
ヒューソン氏は昨年12月にもトランプ氏と会談し、F-35のコストを削減すると説明していましたが、値下げを明言するのは今回が初めてで、価格が高過ぎるとしてF-35の値下げを迫っていたトランプ氏の圧力に屈した形になりました。

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ロッキード・マーティン社では、今までトランプ氏からの批判に対しては、F-35は世界の他の戦闘機と比べて高くはない事や、新世代の戦闘機であるため価格に見合う性能を持っている事などを説明し、値下げには慎重な姿勢を示してきましたが、トランプ氏は今月11日に行った記者会見でも、「価格を引き下げもっとよい戦闘機にする。競争も必要だ」などと述べて、ロッキード・マーティン社への批判を繰り返していました。

ヒューソン氏は今回の声明の中で、「軍の能力を最大限引き出し、価格を最も安く抑えることが必要だという認識を共有出来、素晴らしい会談だった」と述べた上で、「次の90機について、大幅に値下げした新契約の締結間近であることをトランプ氏に伝えた」と説明し、新たに契約するF-35を大幅に値下げする(但し値下げ幅についての具体的な言及はありませんでした)と共に、雇用を1,800人増やす事もトランプ氏に伝えたと明らかにしました。

アメリカの企業の間では、自動車メーカーのフォードなど、トランプ氏の批判を受けて事業計画を見直すケースが相次いでおり、20日に行われる大統領就任を前にして、各企業に対するトランプ氏の影響力はこのように更に強まってきています。
それにしても、F-35の値段が高騰している事については、平成24年3月31日の記事平成26年10月2日の記事などこのブログでも度々取り上げてきましたが、トランプ氏が数回抗議した程度でそれがあっさり覆るのですから、トランプ氏が、というよりも、アメリカ大統領に就く者の影響力(この場合は影響力よりももっと露骨な圧力ですが)というのは、やはり強大ですね!


ちなみに、トランプ氏の圧力を受けてF-35が大幅値下げされるというこのニュースに対して、日本国内のネット上の掲示板などでは、以下のような意見が呟かれていました。

「安くできんだ。いまさらですね」
「どんだけぼってんだ」
「日本向けが高くなる予感wwwwwwww」
「その代わり消耗部品がお高くなると」
「まだ就任もしてないのに次々と結果出してんな」
「ビジネスマン大統領w F3開発を急ぐしかない」
「大統領ってこんな権限でかいの?」
「なんでも言ってみるもんだなw」
「いくら値下げするとはいって無い 1ドル値下げするだけで約束は守ったことになる」
「日本はさっさと独自の戦闘機開発に全力で取り組め」
「オバマよりこいつの方が色々とCHANGE!しそう」
「開発中にかかった経費をなんでもかんでも機体コストに上乗せして回収しようとするから馬鹿高いんだよね」
「今現在の完成度でもF-35ですらチート性能なのにコストまで下げたら、導入国以外との戦力差が開くな」
「これって パワハラ以外の なにものでもないんじゃないの?」



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