ロシア、開発中の第5世代戦闘機「T-50」を公式動画で初公開

ロシアのスホーイ社によって開発され、平成22年に初飛行に成功し、来年から生産が開始される予定の、ロシアの第5世代ジェット戦闘機「T-50」の公式動画が、昨日、ロシア国防省によって初めて一般に公開されました。以下がその動画です。


T-50は、旧式化しつつあるSu-27戦闘機やMiG-29戦闘機の後継機として開発されている、ステルス性能を有する最新鋭のジェット戦闘機です。
この動画では、MiG-29KUBやSu-35Sなどと共に、2機のT-50が大空を飛翔している様子が確認出来ます。

  
T-50は、非常に高い機動力を持ち、スーパークルーズが可能でありながら、機体の価格が安くコストパフォーマンスに優れている事が、大きな特徴のひとつとして挙げられます。
1機あたりのユニット単価は5000万ドル以上(約50億円)で、同じ第5世代機に分類されるF-22戦闘機機の3億3900万ドル(約339億円)や、F-35戦闘機の1億7800万ドル(約178億円)に比べると、かなり安価になっています。

但し、F-22やF-35に比べると、ステルス性能はかなり劣るという指摘もあります。F-22はレーダー反射断面積が0.0001平方メートル、F-35は0.001平方メートルと云われていますが、それに対してT-50のレーダー反射断面積は0.3~0.5平方メートル程度と推測されているからです。
もっとも、現在日米の主力戦闘機である第4世代ジェット戦闘機「F-15」の25平方メートルと比べると、格段に優れている事にはなりますが。

T-50_01

T-50_02

なお、T-50は「PAK FA」(パクファ)とも呼ばれる事がありますが、これは、「Perspektivnyi Aviatsionnyi Kompleks Frontovoi Aviatsii」(ロシア語:Перспективный Авиационный Комплекс Фронтовой Авиации)の略で、日本語に訳すと「戦術航空機先進航空複合体」という意味になります。
試作機の設計名称はT-50なのですが、同名の、韓国の練習機T-50と区別するため、実際には「PAK FA」と呼ばれる事も結構多いようです。

ちなみに、T-50には輸出バージョンもあり、共同開発国であるインドが自国の空軍機として154機の導入を予定している他、バーレーン、ペルー、ベトナムなども導入に強い関心を示しているようです。



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